ナンプレ(数独)を解くとき、簡単な問題ならスムーズに進むものの、難しい局面にぶつかることもありますよね。そんなときに頼れるのが「X-Wing」というテクニックです。この方法を使えば、不要な候補を削除し、解答にぐっと近づけます。今回は、このX-Wingの使い方を具体例を交えながらわかりやすくお伝えします!
1. X-Wingってどんなテクニック?
X-Wingは、ある数字が特定の行または列で2つのセルにしか入らない場合に使える方法です。このとき、そのセルが別の2列(または2行)でも同じように2つに絞られていると、X字型のパターンが見つかります。この配置が確認できたら、その数字を他のセルから排除することができるのです。
ちょっと抽象的に聞こえるかもしれませんが、大丈夫。実際の使い方を見れば、すぐに理解できます!
2. X-Wingを使う条件
このテクニックを使うには、以下の条件を満たす必要があります:
- 対象の数字を決める。
- その数字が、2つの行(または列)の各行で2つずつ候補として残っていることを確認する。
- 候補セルが同じ2列(または2行)に収まっていること。
- 結果として、セルがX字型の配置を作る。
条件が揃えば、他のセルからその数字を排除できます!
3. 実際に使ってみよう
数字「3」を例にして、X-Wingの実践を見てみましょう。
初期状態

分析
- 4行目では、「3」は2列目と4列目にしか入らない。
- 7行目でも、「3」は2列目と4列目に限られている。
つまり、「3」の候補となるセルは:
- 4行目:セル(4,2)、(4,4)。
- 7行目:セル(7,2)、(7,4)。
これらを線で結ぶと、X字型のパターンが現れます。
不要な候補を削除

X-Wingのパターンが見つかったら、以下が可能になります:
- **数字「3」**は、2列目と4列目の他のセル、または4行目と7行目の他のセルには入らなくなります。
これだけで、解答がずっと進めやすくなるはずです!
4. X-Wingのメリット
- 効率的:推測に頼らず、明確に候補を削除できる。
- シンプル化:盤面がすっきりし、次の手が見えやすくなる。
- 難問に強い:中級や上級のナンプレで特に役立ちます。
5. 注意点
- X字型が完全に形成されている場合にのみ有効です。
- 空白が多い場面では、慎重な観察が必要です。
- 他のテクニック(例:SwordfishやColoring)と組み合わせると、さらに効果的です。
6. 最後に
X-Wingテクニックは、ナンプレの解答を楽にする強力な手法です。繰り返し使って練習することで、直感的にこのパターンを見つけられるようになります。難しい問題に挑戦する楽しさも増しますよ!ぜひ、このテクニックを試してみてくださいね。😊