中国の将棋「象棋(シャンチー)」が面白すぎる!日本の将棋とはひと味違う魅力を発見
公開: 2025/07/10 ・更新: 2026/08/04
こんにちは!最近すっかりボードゲームにハマっているブロガーです。今日は中国の伝統的なボードゲーム「象棋(シャンチー)」の話をさせてください。
きっかけは、中国系の友人に「日本の将棋が好きなら、これも絶対ハマるよ」と教えてもらったこと。半信半疑で始めてみたら、これがもう面白すぎて。日本の将棋と似ているようで全然違う、独特の魅力にすっかりやられてしまいました。
象棋って何?将棋との違いは?
象棋(シャンチー)は中国で圧倒的な人気を誇る伝統ボードゲームで、その歴史は1500年以上とも言われています。日本の将棋やチェスと同じく、古代インドのチャトランガを共通の祖先に持つ「王様を捕まえるゲーム」の仲間です。
ただ、将棋経験者ほど驚くポイントがいくつもあります。
- 盤面は9×10路。将棋の9×9より縦に一回り大きい
- 駒はマスの中ではなく、線の交点に置く。囲碁と同じ感覚です
- 盤の中央に「川」がある。「楚河漢界(そがかんかい)」と呼ばれる境界で、一部の駒はこれを渡れません
- 王様には「宮殿」がある。将(帥)は3×3の宮殿エリアから一歩も出られません
- 取った駒は使えない。将棋最大の特徴「持ち駒」はなく、この点はチェスに近い
駒の名前も「車」「馬」「砲」「兵」と軍事用語だらけで、古代中国の戦争をモチーフに発展したゲームであることを感じさせます。ちなみに「楚河漢界」は、項羽と劉邦が争った楚漢戦争の故事に由来するんですよ。

基本ルールと駒の種類をざっくり解説
象棋の駒は全部で7種類。それぞれに個性があって、覚えるのは意外と簡単です。
主な駒たち
- 将(帥):王様。宮殿の中だけを縦横に1マスずつ動けます
- 士(仕):護衛役。宮殿内を斜めに1マスだけ移動
- 象(相):斜めに2マス移動。ただし川を渡れず、進路の途中に駒があると動けません
- 馬:チェスのナイトのようにL字に移動。ただし進行方向の隣に駒があると「足を塞がれて」動けない(蹩馬腿)
- 車:縦横に何マスでも移動できる最強の駒。将棋の飛車のイメージです
- 砲:象棋の名物駒!移動は車と同じですが、敵の駒を取るときだけ、間に駒を1つ飛び越える必要があるという独特のルール
- 兵(卒):前に1マスずつ進む歩兵。川を渡ると左右にも動けるようになり、一気に働き者になります

対局の基本的な流れ
- 赤と黒に分かれて対戦(赤が先手)
- 交互に駒を動かし、相手の将(帥)を詰ませたら勝ち
- 王手をかけられたら、逃げる・防ぐ・王手している駒を取る、のいずれかで必ず対応する
象棋の魅力はここ!
1. スピード感がすごい
持ち駒ルールがないぶん駒がどんどん減っていくので、日本の将棋よりも展開が速く、終盤がシンプルです。1局30分〜1時間程度で決着することが多く、隙間時間でも気軽に楽しめます。
2. 「砲」がもたらす独特の戦略性
砲の「飛び越えて取る」ルールは、他のどのゲームにもない感覚です。味方の駒すら「砲台」として利用できるので、駒の配置の考え方が根本から変わります。最初は戸惑いますが、砲を使った連携攻撃が決まったときの爽快感はクセになりますよ。
3. 遊びながら中国文化に触れられる
駒に書かれた漢字、盤面に大きく書かれた「楚河漢界」の文字。遊んでいるだけで中国の歴史や故事に触れられるのも、象棋ならではの魅力です。
中国・台湾での象棋事情
本場の中国や台湾では、象棋は日常に溶け込んだ国民的ゲームです。公園に行けば、お年寄りたちが盤を囲んで熱戦を繰り広げ、周りに観戦者の人だかりができている光景が当たり前のように見られます。日本の縁台将棋そっくりの雰囲気ですね。
オンラインでも大人気で、中国のアプリランキングでは象棋アプリが常に上位の常連。決して「昔のゲーム」ではなく、若い世代にも普通に遊ばれ続けています。
日本で象棋を始める方法
「面白そうだけど、どうやって始めればいいの?」という方へ。ハードルは思ったより低いです。
スマホアプリで始める
- Chinese Chess系アプリ:英語表記ですが初心者向けのチュートリアル付きのものが多い
- 象棋巫师(Xiangqi Wizard):中国で定番の練習アプリ。中国語ですが操作は直感的
- オンライン対戦アプリ:世界中のプレイヤーとマッチングできるものも
対面で楽しむ
中国系のコミュニティセンターや、一部のボードゲームカフェでも遊べます。中国出身の友人・知人がいる方は、ぜひ教えてもらってください。母国のゲームに興味を持ってもらえるのは嬉しいものらしく、みんな喜んで教えてくれますよ。
象棋セットを買う
Amazonや楽天でも購入できます。初心者向けのプラスチック製なら手頃な価格で手に入るので、まずは安いセットから始めて、ハマったら木製の本格派に移行するのがおすすめです。
新しい思考回路が鍛えられるゲーム
実際に象棋を続けてみて感じるのは、「将棋ともチェスとも違う頭の使い方」が要求されるということ。砲の存在、川と宮殿の制約、持ち駒なしの終盤——どれも新鮮で、脳トレとしても一級品です。
頭を使うゲームが好きな方なら、きっとハマるはず。将棋・囲碁・数独それぞれの魅力を比べた「将棋?囲碁?スドク?迷ったらこれを読んでみて」や、日本の知的ゲーム比較の記事も合わせてどうぞ。一人でじっくり論理パズルを楽しみたい気分の日は、無料のナンプレで頭の体操をするのもおすすめです。
それでは、象棋の世界でお会いしましょう!